秋冬のダニアレルギー対策
日ごとに冷気の加わるような今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。
ダニと言えば高温多湿を好む生き物です。梅雨の季節に繁殖し、人間にも被害を及ぼします。
秋冬には一見、縁のなさそうな害虫ですよね。
しかし、涼しくなってからもダニによる被害が顕在化することがあります。
季節の変わり目だから風邪をひいたかな?と思っていたら、なんとその原因がダニだったということも・・・!
■ダニに注意が必要なわけ
ダニの寿命は約3ヶ月のため、短いサイクルで繁殖を繰り返しますが、秋になり涼しく湿度の低い季節が訪れると、夏の間に増殖したダニは死んでしまいます。
そのため、室内の清掃を頻繁に行っていないと、夏の間に増えたダニの死がいとフンが室内に溜まっていきます。
ダニの死がいやフンは水分が失われて、ホコリとともに舞い上がりやすくなっています。
またサイズも非常に小さいため気管支まで到達しやすく、アレルギーが引き起こされると考えられています。
■ダニによるアレルギー症状
ダニによるアレルギーは、スギ花粉アレルギーの次に多いそうです。
ダニと言えば家の中の布団やカーペットなどに生息し、人間を刺すイメージが強いかもしれませんが、ダニが原因の〝アレルギー〟も決して見過ごすことはできません。
鼻炎や咳、鼻水などの症状がでたら、風邪ではなくダニアレルギーの可能性もあります。
血液検査や皮膚テストなどの検査方法がありますので、ダニアレルギーの疑いを持ったら
診察を受けましょう。
■ダニアレルギー対策
屋内のダニの死がいやフンを除去し、衛生的な環境を保つことがアレルギー対策になります。
布団やカーペット、布製のソファーなどにダニは潜みやすくなっているので、十分な対策を取りましょう。
例として、週1回はシーツやカバーを洗濯しましょう。
洗うことが難しい布団は天日干しを行い、表裏の両面に掃除機をかけましょう。
洗濯や掃除機をかけることでダニの死がいとフンを取り除くことができますので、呼吸からの吸い込みを予防することにつながります。
―いかがでしたでしょうか。
普段から小まめに清掃をこころがけていれば、ダニの被害を軽減することができます。
風邪のような症状だと思っていたら、実はダニが原因かもしれないので、ご注意ください。