発生する前のチョウバエ対策
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3月に入り、厳しい寒さから暖かい春の陽気になってきました。暖かくなってくる今の時期、チョウバエの活動が徐々に活発になってきますので、早い内にチョウバエ対策を行いましょう。
チョウバエ対策では、いかにチョウバエが好まない環境にするかと言うのが大切なポイントになります。
殺虫剤などで一度駆除を行っても、チョウバエが好んで、生息・繁殖しやすい環境のままであれば、再びチョウバエは侵入し、生息・繁殖してしまいます。
暖かくなり、チョウバエの活動が活発になりだす今の時期に、チョウバエが生息できない環境作りをしましょう。
チョウバエは、スカム(ヘドロ状の汚れ)やゴミに生息します。飲食店の厨房では、グリストラップや排水溝の側面の凸凹や、什器などに汚れやゴミが溜まりやすい傾向にあり
それが溜まったままだと、チョウバエは卵を産みつけ繁殖し、チョウバエが大量発生してしまう原因になってしまいます。
チョウバエ発生の原因はスカムやゴミですので、これらを取り除く事が、一番の予防方法になるのです。
什器下のゴミは、空調機の風の流れや、清掃の際に床に水を流す事で、手が届き難い奥へと流れて、溜まっていってしまいます。
それを予防する為には、落としたゴミを直ぐに拾う事が重要です。
清掃時に水を流す前に床の掃除を行い、ゴミが落ちていない状態で水を流す事が大切です。
また、定期的に什器下をチェックし、什器下にゴミが溜まらない状態にしましょう。
スカムは水だけでは簡単に落とす事が出来ない為、大きな部分であればデッキブラシ、細かな部分であれば古くなった歯ブラシなどで擦り落としたり
重曹やクレンザーを使用し、完全にスカムが無い状態にしましょう。
グリストラップや排水溝は特にスカムやゴミが溜まりやすい為、定期的(最低でも週1回)にチェックをし、清潔な状態を保つ事で、チョウバエが好まない環境になるでしょう。
厨房を清潔な環境にする事は、チョウバエだけでなくゴキブリを始めとした様々な害虫対策にもなります。
害虫は見た目も勿論不快に感じられますが、なにより食中毒の原因にもなります。食中毒予防の為にも厨房等は常に清潔な状態を保ちましょう。