春の食事にご用心!アニサキス
春の陽気になったと思えば、冬に逆戻りと、気温が安定しませんね。
皆さま体調は崩されていないでしょうか?
4月9日に秋田県生活衛生課は、30代男性がホッケの刺し身を食べ、ホッケに寄生していたアニサキスによる食中毒を起こしたと発表しました。
なんと、自分で釣ったホッケを食べてこのような事態に陥ってしまったそうです。
個人的な春のアクティビティを楽しんでいる最中に起きてしまった事態ですが、自分の飲食店でアニサキスが発生してしまったら大変なことです。
そこで今週は、アニサキスの予防についてご紹介致します!
■アニサキスってどんな寄生虫?
長さは2~3cm。幅は0.5~1mm。一言でいえば、白色の太い糸のような寄生虫です。
サバ、アジ、イワシ、イカなどの魚介類に寄生します。
もし寄生した魚を食べてしまった場合、食後数時間~十数時間後、みぞおち辺りに激しい痛み、悪心、嘔吐が起こります。
■アニサキスを予防する方法は?
厚生労働省はこのように言っています。
「まずは、鮮度を徹底!目視で確認!さらに、冷凍・加熱が有効!」
1、新鮮な魚を選ぶ。速やかに内臓を取り除く。
2、魚の内臓は生で提供しない。
3、魚に寄生するアニサキスを目視で確認&除去。
4、冷凍すると死滅。(-20度以下で24時間以上冷凍)
5、加熱すると死滅。(70度を瞬間的に、または60度なら1分程)
そして、食事をとる当人自身の意識もアニサキス予防では大切なので、自宅や飲食店で食事をする場合、自身の目でも
「新鮮な魚か?内臓は取り除いてあるか?アニサキスはついていないか?」
をチェックしてから口にするようにすることを推奨します。
魚を口にする際、こちらのインフォメーションを思い出して頂ければ幸いです。