日光浴で健康になろう!
2015-12-04
皆様、こんにちは!今年ももう12月ですね。
これから本格的に寒くなって行きますが、風邪等引かない様に皆様もお気を付けて下さいね。
さて今回は、「日光浴で健康になろう!」についてお話させて頂きたいと思います。
こんな寒い冬だからこそ、温かい日光を浴びたい!という気持ちは誰にでもあると思います。
寒さの厳しい季節に、日光浴を行いますと骨や皮膚を強くするビタミンDが増強されて、体が心身共に健康になって行きます。
ビタミンDには、骨の生育に必要な血中のカルシウム代謝を正常化する作用の他に、免疫作用を高め、様々な病気の予防効果があります。
ビタミンDが不足すると、骨へのカルシウム沈着障害が発生し、幼児の頭蓋ろう、骨格の発達期におけるくる病、高齢者の骨軟化症、骨粗しょう症等の病気を引き起こす事があります。
ビタミンDは、魚や一部のキノコ等の食物に比較的多く含まれている他に、太陽の紫外線を浴びる事で皮膚の中で生成する事が出来ます。
ビタミンDと言うのは、人間の気分や情緒、エネルギーレベルにも強い結び付きがあります。
健康やガン予防に効果があるだけでなく、「睡眠の質が上がる」・「気分が良い」・「うつ病の予防」等の効果も期待されます。
朝起きてカーテンを開け、太陽光を浴びる事により目が覚める頃になるとメラトニンの分泌が止まります。太陽の光を浴びると、体内のメラトニンの量が一気に減少します。
メラトニンの量が減少する事により、脳が睡眠状態から覚醒状態へと切り替わって行きます。
そして、夜眠る頃には自然な眠気が訪れる事になります。
メラトニンには、太陽の光が朝に目に入ってから15時間前後経たないと分泌されないという性質があります。
この分泌されたメラトニンが、眠気となって現れて来ます。
朝起床後、日光を浴びると頭がすっきりします。
それはセロトニンが、太陽の光を直接浴びる事で分泌量が増えるからです。
このセロトニンは心と体のバランスをコントロールする働きがあり、セロトニンの分泌が正常で上手く働いている場合は、脳の覚醒や心身の活動がスムーズに行える状態になります。
気分が良くなると、「集中力」や「やる気」にも向上させてくれます。
太陽光不足は、軽症うつ病の原因になる場合があります。
なぜ日照不足が、うつ病を引き起こすのかと言いますと、それは、脳内の神経伝達物質セロトニンとメラトニンが関係していると考えられています。
セロトニンの不足によりうつ病が起こる報告は数多くあります。
セロトニンは暗くなると活動を停止し、代わってメラトニンが活動します。
メラトニンの分泌が多くなり過ぎてもうつ病を引き起こします。逆にセロトニンの分泌が増えると免疫力がアップします。
太陽光に当たると血液中のリンパ球が増加しリンパ球は感染症等から身体を守る働きをします。
更に体内時計をリセットする事が出来ます。
朝起きたら、陽の光を少しでも浴びる事で目が覚めて来ます。
また太陽光に含まれる紫外線を浴びると、肌に合った一酸化窒素が循環器へと流れ出し、血管の拡張と相まって血圧が下がります。
英国のとある大学の研究で、紫外線を発する日焼けマシーンに20分当たった後1時間に渡り、血圧が大幅に下がるという結果があります。
更に乳ガンを撃退する事が出来ます。太陽光と健康の関係性を綴った本「Sunlight」の著者でもあるアメリカの医師によると、自然食による食事療法と日光浴を用いた治療で末期ガンを治す事も可能と著されています。
更にアンチエイジングも出来ます。
ビタミンDは、細胞レベルで老化を防ぐアンチエンジング・ビタミンでもあります。
新しい肌細胞を成長させる事で、肌荒れを治したり、コラーゲン生成を促したり、くすみ肌を解消する等、美肌効果があります。
メリットいっぱいの日光浴ですが、デメリットもあります。
太陽光を直接長い時間に渡って浴びると、火ぶくれや、シミ、ソバカス、皮膚ガン等の原因にもなりますのでご注意して下さいね。
基本的に毎日浴びなくても、目安として週3日、1日15分程度で良い様です。
夏場は木陰で30分、冬は手や顔を1時間程度、太陽光に当てるだけで必要な量のビタミンDが作られますが、日焼け止めを塗るとビタミンDは生成されない為、浴び過ぎに注意しながら上手に太陽光と付き合っていく事がとても大切ですよね。