手洗いの種類
2020-03-06
皆さまこんにちは!
3月に入りいよいよ春に近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
新型コロナウイルスによる肺炎感染者が現在でも増え続けています。
日常的に予防を心がけている方も自身が感染しない、また他人に移さないために改めて
正しい予防方法を確認してみましょう。
感染予防に欠かせない対策の1つとして「手洗い」が挙げられますが、手洗いには
「日常手洗い」「衛生的手洗い」「手術時手洗い」の3つに分けられているのを
ご存知でしょうか?
今回はそれぞれの違いについてご紹介致します。
■日常手洗い
食事の前やトイレの後など日常的な行動に伴った手洗い方法です。
石けんと流水を使用して皮膚表面の汚れ、有機物、通過菌(一時的に付着した細菌)の
一部を除去します。
■衛生的手洗い
食品を取り扱う仕事や、医療、福祉に関係する仕事をする人に必要な手洗い方法です。
石けんや抗菌石けんを泡立てて、15秒以上両手の表面全体をすり合わせ、流水で洗い流します。
最後にアルコール消毒液で消毒して完了です。
感染予防や食中毒防止のために通貨菌を全て除去することを目的としています。
■手術時手洗い
衛生的手洗いを行った後に、アルコール消毒液のみで消毒を行う方法です。
以前は抗菌性スクラブ製剤と硬いブラシを用いた長時間の手洗いが行われていましたが、
皮膚損傷が感染のリスクを増大させる危険性があるとして、現在では毛先の柔らかい
ブラシを多く使用しています。
また、ブラシを使用せずにもみ洗いでも十分な効果が得られます。
◎衛生的手洗いのすすめ
石けん液による日常的手洗いでも、正しい手洗い方法を行なえば、菌を減らすことが
できますが、実際にはもっと短い時間でしか行われておらず、目には見えない汚れが
おろそかになりがちです。
アルコール消毒液を使用することで、せっけんだけでは落としきれなかった細菌や
ウイルスを除去する効果が期待できます。
いかがでしたでしょうか?
手洗いにも種類があることは驚きましたが、状況にあわせて使い分けてみて下さい。
また、正しく手洗いできていると思っていても、親指や指先、指の間、手首などは特に
手洗いが不十分になりやすいため丁寧に洗うことを意識しましょう!