小さな不快害虫、ノミバエ・ショウジョウバエ
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暑くなってくるとどこからともなくその姿を現すハエ。特に体の小さいノミバエやショウ
ジョウバエは食べ物や人の周りを飛び回り、不快感を与えます。今回はこの特に
小さいハエであるノミバエとショウジョウバエについてご紹介します。
まずノミバエはその名の通り、体が2~3mmと非常に小さく、動きがすばしっこい
のが特徴です。また、羽を使って飛ぶ事もありますが、食卓の上や壁面などを素早
く走り回る行動も良く見られます。
ショウジョウバエは体長が約2mm、ノミバエと違い黄褐色で赤色の目が特徴です。
ノミバエもショウジョウバエもどちらも腐敗したり発酵した動植物(生ゴミなど)から
発生する為、室内で大発生しやすいコバエ類と言えるでしょう。
その見た目や、飛んだり、食卓の上などを走り回る様の不快さは勿論ですが、飲食
店に於いては食品への『異物混入の可能性』が最も危惧すべき点だと思います。
この危険性を未然に防ぐ為には、2つの対策が非常に重要になってきます。
一つ目が食品や生ゴミをむき出しにしたまま放置しない事。ノミバエやショウジョウ
バエは食品や生ゴミから発するにおいに誘引される性質があります。その為、食品
はラップや密閉性のある容器に入れて冷蔵庫や冷凍庫で保存して下さい。生ゴミ
に関しても、蓋付きのゴミ箱に入れる様にして頂くと効果的です。
二つ目に清掃の徹底です。食材のカスや落ちてしまった食品、食材などをそのまま
にしていたり、清掃の際に水を床に撒いてしまう事で落ちてしまった食材カスなどが
什器下の奥の方へ押し流されてしまうと、その食材カスなどは腐敗をし、よりノミバ
エやショウジョウバエが誘引されやすい環境となってしまいます。
食材カスなどが落ちた場合は、その場ですぐに拾う事。そして清掃前に什器下に
何か落ちたままになっていないかを確認し、落ちていた場合は拾って下さい。
ノミバエやショウジョウバエは勿論ですが、今回ご紹介した対策は様々なコバエ類
やゴキブリなどのその他害虫の発生予防にも繋がります。是非ともご参考にしてみ
て下さい。