夏が危険!衣類に穴を開けるムシ
2019-08-09
皆さまこんにちは!
猛暑が続いておりますが、体調など崩されていませんでしょうか?
各地で35度を超える猛暑日が続いていますので、熱中症には十分に気を付けてください。
さて突然ですが、気付いたら洋服に穴があいていた・・・という経験をされた方も多いのではないでしょうか?
その原因は「衣類害虫」と言われる虫であり、春から夏のシーズンにかけて被害に合いやすいといわれています。
衣類害虫は収納内で自然と増えるわけではありません。
では、どのように発生するのかをこれからご紹介したいと思います!
■衣類害虫はどこからやってくるのか?
衣類害虫の成虫は家の中だけではなく、屋外の色々な所を飛んでいます。
屋外に干した洗濯物や外出先の衣類に付くことで家の中に持ち込んでしまうのです。
その後、食べ物の繊維が豊富であるタンスやクローゼットに移動し、衣類に卵を産み付け、それがふ化し幼虫となって衣類を食べてしまいます。
■衣類害虫の種類
・ヒメマルカツオブシムシ
その名の通り、かつお節をはじめとした干し魚を食害することでも知られる害虫でイガ類と異なり、幼虫期間が非常に長く年に1回春に成虫が羽化します。
成虫は体長3ミリほどで、小さく地味なテントウムシの様な見た目をしています。
幼虫の体長は4ミリほどの細長い形をしており、かつお節や干し魚の他、毛織物や毛皮、乾燥した虫の死骸などを好んで食べます。
・イガ
幼虫は成虫に比べて1センチ弱あり、乳白色をしています。
カツオブシムシ類に比べて幼虫期間が短く、年に何回も発生を繰り返すという特徴があります。
毛織物や毛皮、じゅうたんやカーペットなどの敷物、動物繊維を使用した服飾品を好んで食べます。
■虫食い被害を防ぐための対策
1.天気の良い日に乾かして収納する。
害虫は湿気を好むため、湿度が高かったり雨が降っている日に収納すると、湿度も一緒に取り込んでしまいます。
天気の良い日にしっかりと乾かしてから収納し、衣替えは晴れた日に行うと良いです。
2.汚れをしっかり落としてから収納する
衣類に汚れがついたまま収納するのは良くありません。
汗や皮脂などの汚れ、食べこぼしなどは衣類害虫の栄養源になるため、汚れがついたまま収納してしまうと虫食いの原因につながってしまいます。
洗濯やクリーニングでしっかり汚れを落としてから収納しましょう。
3.収納場所の掃除と換気を行う。
収納場所にたまった繊維の埃は、衣類害虫の住処になり、卵が含まれている場合もあるためこまめに掃除を行いましょう。
また収納スペースに衣類を詰め込み過ぎてしまうと湿気がたまりやすくなってしまうので、適度に隙間を開けて収納しましょう。
天気が良い日は、収納している扉を開けて換気を行うのも効果的です。
いかがでしたでしょうか?
大切な洋服を守るためにも、しっかり対策を行いましょう!