地球温暖化の影響で海が酸性に
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地球温暖化の影響と言うと、海面上昇や異常気象などが挙げられますが、
実は海が酸性になってしまっているという事はご存知でしょうか?
海は、大気中に排出される二酸化炭素の3分の1を吸収し、
海水のアルカリ性が弱まる酸性化が起きます。
海水がアルカリ性から酸性に変わってしまうと、炭酸カルシウムで形成された
プランクトンや貝の殻やサンゴが溶け出すと言う被害が出てしまう可能性が
非常に高くなります。
今はまだ、深刻な被害は出ていませんが、海水の酸性値が今よりも高くなって
しまった場合、プランクトンが死滅する事により、海の生態系に深刻な影響が
出ることは間違いありません。
それにより、漁業関係にも大きな影響が起こるでしょう。
日本は海洋資源に大きく依存している為、海の酸性化によってプランクトンが
死に絶えてしまった際の悪影響は計り知れません。
普段、私達が何気なく口にしている魚や貝なども食べる事が出来なくなって
しまうのです。
地球温暖化の影響を身近に受け止め、私達一人一人が少しでも
二酸化炭素の排出量を減らしていく事が重要なのではないでしょうか。