ネズミの菌がもたらす危険な病気

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ネズミの菌がもたらす危険な病気

2022-01-05

前回から引き続き、今回もネズミに関してお話します。
今回のテーマはネズミが媒介している菌についてです。

皆さん。ネズミが原因で発生する病気をご存知でしょうか。
ここで、いくつかご紹介いたします。

ペスト
ペストは、ねずみによってもたらされる病気の代名詞と言えるものです。
感染したねずみの血を吸ったノミが人間を刺すことで感染します。
14世紀のヨーロッパで大流行し、当時の人口の三割が失われたと言われています。現代では衛生環境の改善で感染数も減り、
日本では1926年を最後に患者は報告されていません。それでも、海外ではいまだ感染例があります。
予防薬やよく効く薬もできていますが、早期に治療がされないと致死率は高い危険な病気ではあります。
ペストには腺ペスト、肺ペスト、敗血症型ペスト、皮膚ペストなどの種類があり、
中でも危険度が高いのは肺ペストで、適切な治療が行われないと2~3日で呼吸困難で死亡します。

サルモネラ菌
サルモネラ菌による食中毒は鶏卵が原因というのは周知されていますが、
実はネズミも媒介すると言われており、さらに食料品の原材料にも寄生するため、一度に多数の被害が発生します。
症状は、発熱や嘔吐、下痢を起こすため、重症の場合には死亡してしまうことがあります。
サルモネラ菌は熱に弱い為、熱処理を行う事で感染を予防することが可能です。
その他に、類似の菌として、パラチフス菌、腸チフス菌などがあります。

E型肝炎
E型肝炎はウイルス性肝炎の一種です。
おもに汚染された食肉などから感染(経口感染)しますが、このウイルスをねずみが媒介することがわかってきています。
日本ではE型肝炎の症例は少なく、過去にはほとんど海外での感染でしたが、
近年、ウイルスは日本にも土着化したものとみなされています。そうしますと、
人間と接する可能性の高いねずみから感染する危険性は高まっていると言えます。
E型肝炎は、妊婦が感染した場合は劇症化し、致死率は20%にも上りますので、特に注意が必要です。
肝炎にはワクチンがありますが、E型に対応するものは今のところ完成していません。

このようにネズミは危険な病気を媒介しています。
今の日本の衛生環境では爆発的に
感染が広がるようなことはありませんが、
ネズミが細菌やウイルスをまき散らしているのは事実です。
油断せず、ネズミへの対策をしていく事が大切です。

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