ネズミの好物は本当にチーズ?
2019-11-15
皆さまこんにちは!
北国では本格的に雪が降り始め、他の地域では紅葉が見どころになってきています。
徐々にイルミネーションも始まり、少しずつ秋から冬へと季節が移り変わって行きますが、イベントが多くなる12月に向けて、体調管理もしっかり整えておきたいですね。
突然ですが、ネズミの好物といえば何を思い浮かべますか?
ネズミはキャラクターなどにも取り入れられていますが、ネズミの好物と聞くと「チーズ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
実際のネズミはチーズが好物なのでしょうか?
今回はネズミとチーズの関係性について、ご紹介致します。
■ネズミの種類と食性
日本でよく見られる野生のネズミは、クマネズミ・ハツカネズミ・ドブネズミの3種類となっています。
いずれも雑食性で「なんでも食べる」ことができますが、そのなかでも小型のハツカネズミやクマネズミは「穀物など植物性のエサ」を、大型のドブネズミは「肉など動物性のエサ」を好む傾向にあります。
この点からすると、大型のネズミがチーズを選択する可能性はあります。
しかし、ネズミは新陳代謝が激しく、糖分や糖質を多く含む食べ物を好む傾向があるため、よほどの空腹状態でない限り、チーズを食べることはないと考えられます。
■チーズのイメージが定着したのは?
ネズミがチーズ好きというイメージが定着したのは、中世ヨーロッパ期が始まりとされています。
当時は、貯蔵してあったチーズがネズミにかじられる被害が多発し、それを見た人々がネズミはチーズを好んで食べると思い込んだことが始まりと考えられています。
また、チーズの一種に「エメンタールチーズ」というがありますが、このチーズは発酵段階に出来た気泡によってチーズに穴があくのが特徴で、その穴がネズミよって食べられたと勘違いされたことで、ネズミはチーズが好物であると思われる理由であると考えられます。
しかし、エメンタールチーズは生のままだと比較的固い種類になるため、「エサ」というよりも伸び続ける歯を削るための「かじり木」に近い存在だった可能性も考えられます。
いかがでしたでしょうか?
ネズミの好物を使った駆除の際には、チーズはあまり効果が無いようですね。
ネズミの種類によって好物も異なりますので、使用する餌を変えて予防していきましょう!
FCCではネズミの駆除も行っております。
ネズミの被害に遭って困っているという方は、ぜひお気軽にご相談ください!