トコジラミを知っていますか?

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トコジラミを知っていますか?

2021-03-04

まだ3月が始まったばかりですが、気温が20度以上になる日もあり、虫が活動するのには適した環境が整ってきました。

そこで改めて、トコジラミについてのお話です。

体長は成虫で5㎜~8㎜と目に着く大きさの虫です。
姿はカメムシに非常に似ている為、まさかこの虫が痒み、腫れの原因とは思われない事が多く、見かけても放置されがちです。

そして、この虫の厄介なところは異常な繁殖力と生命力です。
雌のトコジラミは一日に5個前後の卵を産み、一生で500個程の卵を産み落とします。

仮にこの卵の半数が雌のトコジラミであった場合、その増え方は爆発的な数になるでしょう。

また、吸血せずに3ヶ月前後生存する為、餌となる人や動物をじっと待ちながら吸血の機会を伺います。

更に生命力の高さを表すのが、市販の殺虫剤に対する抵抗性です。
まずドラックストアなどで手に入る市販の薬剤では、このトコジラミを根絶する事は不可能です。

その為、痒みや腫れが出て、病院へ行っても虫刺されとだけ診断され、帰宅してダニ用の殺虫剤などを使用して対処をしても、トコジラミにはほとんど影響なく虫刺されは収まりません。

そんなやり取りが続いて日が経ってしまえば、気付いた時には、数百、数千匹のトコジラミと共存していたという状況にもなりかねないのです。

そのような状況にならない為に、最近虫に刺されたような痒み、腫れがあった場合にはこのトコジラミの可能性も頭に入れておいてください。

虫そのものを見かければ発生は間違いありませんが、吸血をした後に残す血糞も生息の合図です。

トコジラミは海外の渡航者を媒介として発生をしてしまった為、今このコロナ禍ではあまり目立った発生の話は聞きませんが、確実に国内で発生は蔓延しており、公共交通機関利用などで自宅でトコジラミが発生してしまう事例も増えております。

生活のすぐ隣にトコジラミが潜んでいるかもしれません。

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