チョウバエ発生の第一ピーク
▼詳細
5月半ばを過ぎ、徐々にジメジメとなり湿気が高くなってきました。これから6月から
7月にかけて、コバエの発生時期の第二ピークとなります。(第一ピークは3月から
4月)
厳密に言うとコバエという種類のハエは居らず、チョウバエやショウジョウバエ、ノミバ
エなど小さなハエ類の総称となります。
中でもハートを逆にした様な形のチョウバエは、屋内に侵入すると洗い場や洗面台
を始めとした水周り付近を飛び回る習性がある為、厨房等で見かけた事があるお客
様もいるのではないでしょうか。今回はコバエ類の一種であるチョウバエの生態や
対策などについてご紹介したいと思います。
チョウバエは澱んだ水や汚泥など不潔な場所で繁殖し、発生する為、病原体の伝
播者になる可能性が非常に高い害虫です。また、幼虫が人の泌尿生殖器や消火
器、気道、瞼などに寄生し、ハエ症(皮膚に痒みを伴う硬いしこりが出来たり、潰瘍
や重い外耳炎などを引き起こす)を発症するケースもあります。
前述の通り、チョウバエは澱んだ水や汚泥(スカム)が発生源となる為、屋内の浄化
槽や排水溝、下水溝が発生原因の場所となる可能性が高いと言えます。従って、
既にチョウバエが発生している場合や予防対策を行う場合は、上記の場所を中心
に対策を行う事が重要です。
幼虫対策は発生原因を取り除く事が大切です。幼虫の発生場所は汚泥(スカム)に
なりますので、汚泥は勿論の事、側溝の壁面や溝の蓋裏、排水溝に付着しているヌ
メリを徹底的に取り除き、清掃を行って下さい。
また、その他の予防方法として、排水溝などへ塩素系漂白剤をお湯で希釈したもの
を流すと効果的に発生している幼虫を駆除する事が出来ます。
成虫対策はまず侵入を防ぐ事がポイントです。窓や扉を開けたままにしない事。そ
してマンホールに隙間があった場合、その隙間を無くし、排気管に網を張って頂くと
外部からの侵入を防ぐ事が出来ます。
チョウバエの成虫は比較的足元付近を飛ぶ傾向がありますので、ハエ捕りリボンや
粘着シートなどを下方の作業の邪魔にならない場所に設置して頂けると効果的に侵
入している成虫を捕獲出来ます。FCCでは設置場所を選ばず、簡単に設置可能なム
シポンと言う飛来昆虫捕獲器も取り扱っておりますので、お困りでしたら是非お問い
合わせ下さい。
チョウバエは水に対して非常に弱く、前述の通り熱湯などをかけるだけでも駆除する
事は可能ですが、ヌメリや汚泥などが残っていると再度発生する恐れがあります。
今回ご紹介した対策を元にチョウバエそのものが発生しにくい環境づくりをしてみて
下さい。
最後に、FCCではチョウバエの繁殖時期や生態を踏まえて構築した人体や環境に
優しいFCC MOTH FLIE SSYSTEM(コバエ駆除システム)がございます。チョウバエ
の本格駆除を検討されていましたら、是非ともご相談下さい。