ソメイヨシノの秘密
皆様、こんにちは!
ポカポカ陽気、楽しんでいますか?
街行く人々の身なりが、ウールコートから軽めのトレンチコーチへ変わりつつあります。
朝、目覚めるときも布団からパッと飛び出せる良い季節になりました。
ソメイヨシノもぽつりぽつりと花をつけ始め、「ああ、春だな〜」と気持ちが弾みます。
今回はそんなソメイヨシノについてご紹介です。一足早く春を先取りしましょう。
まるでピンク色のトンネルで私たちを歓迎しているかのように、列をなして咲き誇るソメイヨシノですが、実はソメイヨシノは全て同じ遺伝子を持っています。
いわゆるクローン植物なのです。
ソメイヨシノという栽培品種は受粉して増えることができません。
そう、自然には増えないのです。
種子で増やそうとすると親の形質を引き継がないことが多く、ソメイヨシノという優れた形質を残す為には、江戸時代末期から行われてきた接木、もしくは挿し木などの栄養繁殖をせざるを得ません。
その結果、必然的にクローンとなってしまうのです。
ソメイヨシノは人の手を介さないと生存出来ない植物であり、100年も放ったらかしになった日にはソメイヨシノを見ることは出来なくなるでしょう。
そういえば、毎年桜前線が発表されますよね。ソメイヨシノは同じ遺伝子を持っているため、条件が整えば一斉に開花するのです。
ソメイヨシノがクローン植物だという衝撃な事実!皆様、楽しんで頂けましたか?
お花見の場で豆知識として披露してみてはどうでしょう?きっと盛り上がりますよ!!!
それでは春の香りを存分に楽しみましょう。