この時期はコナムシに要注意!
2013-06-28
皆様こんにちは。
皆さんはケナガコナダニと言うムシをご存知でしょうか?
このケナガコナダニは世界中、日本でも全国に分布しており、調味料や小麦粉、菓子などの食品を始め、新築の住宅や一般家庭では、畳などに大発生する性質を持っています。
ケナガコナダニは人を刺したりなどはありませんが、大発生するとかなりの不快感を与えるほか、ケナガコナダニを餌とするツメダニも大発生し、ツメダニに刺されるという二次被害も発生します。
更にこの高温多湿の梅雨の時期は、ケナガコナダニが最も大発生する可能性が高い上に、香辛料や小麦粉、パン粉、味噌やチョコレート、チーズなどの乳製品などあらゆる食品に発生するので、この時期は特に注意が必要です。
香辛料はゴキブリなどを始めとした害虫が好むので、保存方法に気をつけなければなりません。食品の袋の口をしっかり閉めるなど食材の管理を徹底する必要があります。更に、この時期に増えやすいカビも餌とするので、徹底した衛生管理が大切です。
ケナガコナダニの対策としては、以前取り上げさせていただきました『カビ対策』と同じものになります。
ケナガコナダニは乾燥に弱い為、畳などに発生した場合は、室内を換気し、通風を良くしたりなど部屋全体の水分量を減らす事が効果的です。
調味料など食品に発生した場合は、食品の種類、被害の状況により、乾燥、加熱処理、廃棄など対策を変える必要があります。
この時期のケナガコナダニにはくれぐれもお気をつけ下さい。