◆大規模火災から1年…◆命と店を守るために
2017-12-22
― 昨年の12月22日に起きた糸魚川市大規模火災からちょうど一年が経ちました。―
あまりに思いがけないことでした。
被害に遭われた方々に対し心からお見舞い申し上げます。
こちらの大規模火災は、中華料理店にて大型コンロの消し忘れによって起きた火災が元となり、商店街や木造住宅の密集地域に火が広がっていきました。
大切なお店を守るために。
そしてなにより、
お客様・従業員・自分の命を守るために。
恐ろしい火災を起こさないためには、私達に何が出来るのか。
本日は、飲食店の火災発生予防についてご紹介致します。
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■よくある出火原因とは
よくある出火の原因として、下記3つがあげられます。
[1] 調理中にその場を離れ放置し、引火
[2] 厨房設備の周囲に可燃物を置き、引火
[3] 換気設備に付着している油脂などに引火
■火災を予防するには
◆[1] 調理中にその場を離れ放置し、引火
こちらについては、とにかく調理中は、〝その場から離れない・放置をしない〟ことを徹底しましょう。
従業員全体で意識を持つことが必要不可欠です。
◆[2] 厨房設備の周囲に可燃物を置き、引火
例えば、コンロの近くにタオル・キッチンペーパー・食材のビニール袋などがあったら、それは引火の原因となってしまいます。
そういった可燃物はなるべく火元から離しておきましょう。
そうすることで、火災のリスクをぐっと減らすことが出来ます。
◆[3] 換気設備に付着している油脂などに引火
「「ダクト火災」」
こちらの言葉、聞いたことはありますでしょうか。
油に引火して火が立ちのぼり上のダクトに燃え移ったり、無煙ロースター(煙の出ない焼き機)の場合は、下のダクトに煙が吸い込まれ、そこに落ちている食材の破片や焼きカスに引火してしまう現象です。
どの飲食店もダクト火災に用心しなければいけませんが、焼肉店や中華料理屋は特にダクト火災を起こしやすいとされています。
火災を予防するには、ずばり
「定期的なダクト内の点検・清掃」「従業員への啓蒙」が必要です。
〝定期的なダクト内の点検・清掃〟は、自力では難しいです。
専門的な知識や技術を持つ業者に依頼しましょう。
多少コストはかかりますが、安全のためなら必ず要る経費だと言えます。
〝従業員への啓蒙〟についてですが、ずばり、アルバイトスタッフはきちんとしたコンロやフライヤーなどの取り扱い方法や危険性を知っていますでしょうか?
取り扱いマニュアルや防火に関する注意事項の読み合わせを行うなどして、日々防火を意識出来る環境作りが店側としては重要です。
また、日頃から飛び散った油や食べかすは都度キレイに取り除く、レンジフード(換気扇)掃除は徹底するなど、従業員側の意識でリスクは下げる事が出来ます。
―皆様も1年前の大規模火災を今一度思い出し、火災予防をして頂ければ幸いです。
弊社では厨房清掃業務も承っております。
厨房の床の水垢・油汚れ、壁のカビ、グリストラップの汚れでお困りのお客様はお気軽にご相談下さい。お見積りを無料でお出ししております。