【食品工場の設備・衛生担当の方向け】ゴキブリ駆除で注目すべきポイントその1~一般家庭と食品工場ではゴキブリ発生の深刻度が違います~
よく「1匹いると数十匹いる」と言われるほど繁殖力が旺盛なゴキブリですが、一般家庭で見かけた場合と食品工場で見かけた場合は、その深刻度は段違いです。
一般にゴキブリは一つの卵鞘から30匹程度の幼生が孵化しますが、水や食料や棲処にできる場所が限られている一般家庭の場合は、成長するにつれ少しずつ数が減っていくので、成体になるのは30匹のうちの一部です。
また棲処も台所や風呂場、流し、トイレなど水のある場所が殆どですので、巣を特定して駆除することも容易です。
しかし、食品工場でゴキブリを見かけた場合は、事情がかなり変わってきます。
食料品倉庫に山積みされた原材料、生産ラインで大量に排水溝に流れる水、コンベアの隙間や調理台の隙間、温かい機械の裏など、ゴキブリに必要な「食料」「水」「温かくて暗い棲処」のすべてが揃ってしまっているのです。
またゴキブリが工場内で発生することは食品工場としては致命的なイメージダウンに繋がりかねません。