春だけじゃない秋にも多い花粉症

春だけじゃない秋にも多い花粉症

2019-09-18

花粉症は春のイメージが強いと思いますが、実は日本だけでも60種類以上の花粉が報告されており、一年を通して花粉症になる可能性があります。

■秋の花粉の種類

春の花粉は杉やヒノキが有名ですが、秋の花粉症の主な原因はキク科の「ブタクサ
ヨモギ」、アサ科の「カナムグラ」などの草の花粉です。
これらの花粉はスギやヒノキのような樹木の花粉と違って遠くまで飛ばず、飛んでも数メートルですが、身近な道端や公園、河川敷など身近な所に生えているため、うっかり近づいてしまうと花粉を吸いこんでしまいます。

・ブタクサ(キク科)
・・・道端や空き地、河川敷など全国的に広く分布しています。
花粉の粒子が細かく、気管に入ると喘息の原因になることもあります。
・ヨモギ(キク科)・・・食用や薬用としてもなじみ深い植物で、繁殖力が強く平地から
高山まで幅広く分布しています。
・カナムグラ(アサ科)・・・道端や林の周辺など全国に広く分布し、アレルギーを起こし
やすく花粉症の原因となります。

■秋はハウスダストにも注意しましょう

花粉以外の秋のアレルゲンとして、ハウスダストによる症状も増えています。
ハウスダストとは室内に溜まるホコリの事で、ダニの死骸や糞、フケ、カビなども含まれています。
夏の暑い時期に繁殖をするダニは秋になると死に、その死骸は小さく非常に軽いため、人の動きや空気の流れによって舞い上がり、それを吸い込むことによってアレルギー症状を引き起こしてしまいます。
花粉症対策をしても症状が軽減しない人は、部屋の掃除をこまめに行ってハウスダストを対策しましょう。

■秋の花粉症対策

基本的に春の花粉症対策と変わりませんが、春のスギやヒノキの花粉が広範囲に飛散するのに対して、秋による花粉は数百メートルしか飛ばないため次の事に注意してみましょう。
・花粉の飛散時期にブタクサなどの植物が生えている場所に近づかない
・家の近くに植物が生えている場合は、花粉の侵入を防ぐために窓を閉めておく
その他の予防対策としては、
・マスクや花粉症用のメガネをかける
・花粉の付着しにくい素材の服を着る(綿やポリエステル)
・家に入る前に玄関で花粉をはらう
・空気清浄機を使用する
いかがでしたでしょうか?
秋は気温の変化も大きく、体調を崩しやすい時期でもあるため体調管理もしっかり行いましょう!
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