日本四大公害病
2020-10-21
「公害病」をご存知でしょうか?
主に人間の産業活動により排出される有害物質により、引き起こされる健康被害を
「公害病」と呼びます。
日本では1950年代から1970年代、高度経済成長期において公害により地元の
人々への被害が発生しました。
特に被害が大きかったものを「四大公害病」と呼びます。
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないのでしょうか?
■四大公害
①水俣病
1956年ごろ熊本県水俣市で確認された奇病。
アセルアルデヒト生産による有機水銀が垂れ流され水質汚染や底質汚染を生じさせ、
食物連鎖を通じて地元の魚介類を食べる人々に被害を及ぼしました。
死亡、麻痺、けいれん、視野狭窄(きょうさく)、聴力障害、手足の感覚障害といった
人体被害に加えて、地域社会による差別が被害者とその家族を苦しめました。
工業災害における犠牲者の多さでも知られ、「公害の原点」とも呼ばれています。
②第二水俣病(阿賀野川水銀中毒)
化学工業会社の廃液による水銀汚染の食物連鎖で起きた公害病。
水俣病と同様の症状が確認されたためにこの名がつきました。
四大公害では最も発生は遅かったですが、訴訟は最も早く提起されました。
③四日市ぜんそく
1960年から1972年頃に三重県四日市市で発生した都市公害。
主に亜硫酸ガスによる大気汚染を原因とした集団喘息障害です。
④イタイイタイ病
1910年代から1970前半に富山県神通川流域で発生した奇病。
カドミウムによる水質汚染を原因として、米などを通じて人々の骨に対し被害を
及ぼしました。
■公害病の現在
公害被害から半世紀以上たちましたが、今なお多くの被害者が病に苦しみ、差別や偏見が続いている現状があります。
公害は決して遠い存在ではありません。世界が経済的に成長する中、いつ身近で起きてもおかしくない存在です。
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