見えない汗で進むかくれ脱水に注意!
2019-08-07
■かくれ脱水とは
かくれ脱水とは、自分では気がつかないうちに体の水分が減り、脱水症の一歩手前の状態になっていることを言います。
放っておくと脱水症状に陥り、水分不足から汗が作れない状態なります。
すると体温を下げることが出来す、熱中症を引き起こしてしまうのです。
ではなぜかくれ脱水になってしまうのでしょうか?
■かくれ脱水の原因とは?
通常、脱水が起きやすいのは目に見えるような大量の汗をかいた時ですが、かくれ脱水を引き起こす汗はそれだけではありません。
人は安静にしていても自分が感じることがないまま水分を蒸発し続けています。
このことを「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」といいます。
不感蒸泄とは、皮膚や呼吸から失われる水分の事を指します。
目に見える汗は「有感蒸泄」にあたるため、不感蒸泄には含まれません。
この記事を読んでる間にも身体から気体となって水分が失われているということになります。
では、一日にどれくらい目に見えない水分が失われているのでしょうか。
実は、健康的な成人で1日に約900ml(皮膚から約600ml、呼吸から約300ml)ほどの不感蒸泄があると言われています。
なんと1リットル近い水分が失われているということになります。驚きですね。
蒸発する水分は、体重やその日の体調によって様々であり、温度や湿度など環境によっても大きく左右されます。
また、体温が1度上昇するごとに、不感蒸発の量が約200mlも増加します。
気温が上がればその分発汗量も増えてくるため、喉の渇きを感じなくても適切に水分補給を行うことが大切です。
また、涼しい室内で汗をかいているつもりがなくても、水分は着実に失われています。
喉の渇きを感じている場合はすでに「脱水」が始まっている証拠なので、喉の渇きを感じる前にこまめに水分を摂る習慣をつけることが大切です。
■効果的な水分の取り方
1.水とスポーツドリンクを使い分ける
日常生活であれば水で十分ですが、スポーツをするなど大量に汗をかくときは、水分と一緒に塩分も失うため、スポーツドリンクや
経口補水液など塩分を含んだ飲料を飲むのが効果的です。
2.がぶ飲みよりも少しずつ飲む
一度に大量に飲むと胃腸に負担がかかり、水中毒になってしまう恐れもあります。
少しずつ飲むことで胃腸への負担が減り、体温コントロールもしやすく、身体も吸収しやすいため、こまめに少しずつ水分補給を行うことが大切です。
3.冷たい水を飲む
夏の熱中症対策には、冷蔵庫で冷やした水が効果的です。
冷やした水は体を冷やし体温を下げてくれるだけではなく、腸を刺激し吸収を高めてくれます。
しかし、高齢者や病気を患っている方は冷たい飲み物が逆効果になってしまう場合もあるため、その場合は常温の水で水分補給をしましょう。
いかがでしたでしょうか?
かくれ脱水にならないためにも、水分補給をこまめに行ってくださいね!
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